風俗で働く多くの女性が抱える悩みのひとつ、「性病」。
できるだけ感染リスクは下げたいものですが、不特定多数の異性と密な接触をする風俗と言う仕事柄、確実に感染を避けることは残念ながらかなり難しいです。
風俗で感染する可能性のある性病って何?
どんな症状が出るんだろう?
今回は、このような疑問にわかりやすくお答えします!
風俗で働くなら性病に関する基本的な知識は身に着けておきましょう♪
風俗で働くなら性病感染リスクをゼロにするのは難しい
「風俗でガッツリ稼ぎたいけど、性病にはかかりたくない!」
これは風俗で働くことを検討しているすべての女性に共通する考えでしょう。
しかし残念ながら、風俗で働く以上は性病感染リスクをゼロにすることは難しいのが実情。
なぜなら性病は、感染の原因となる病原体を含む分泌液が粘膜部分に付着することで感染するからです。
風俗には不特定多数のお客さんが来るので、性病を持っている相手に当たってしまうリスクは普通の生活をしている女性より格段に高くなります。
性器同士が触れ合わなくても性病はうつる?
キスとかでもうつるの?
例えば口と性器の接触でも感染リスクはありますし、喉に感染した性病の場合はディープキスでうつる可能性もゼロではありません。
風俗で働く以上、ほとんどの業種でディープキスやフェラ、素股といった粘膜接触を含むサービスを伴います。
これが、風俗で働く以上は性病感染リスクをゼロにするのは難しいという結論の理由です。
風俗で感染する可能性のある性病一覧
それではここからは、風俗で感染する可能性のある性病について詳しく確認していきましょう。
潜伏期間や症状まで、わかりやすく解説していきます。
- クラミジア
- 淋病(淋菌)
- 梅毒
- カンジダ
- 性器ヘルペス
- 尖圭コンジローマ
- トリコモナス
- HIV/エイズ
クラミジア
クラミジアは日本国内では最も感染者数が多い性病だとと言われています。
女性が感染した場合は多くが無症状ですが、症状がある場合は膣や尿道の痛み、おりものの異常、性交痛などが現れることがあります。
気づかず放置すると、不妊症の原因となってしまうリスクもあります。
潜伏期間 | 1〜3週間 |
治療方法 | 抗生物質(例: アジスロマイシン) |
治療期間 | 通常7〜14日 |
また、クラミジアの菌が喉に感染すると咽頭クラミジアという性病になります。
咽頭クラミジアは無症状、もしくはかなり軽度であることがほとんどで、喉の違和感や軽い咽頭痛がある程度。
よって、診断が遅れることも少なくありません。
淋病(淋菌)
淋病に感染した場合、女性の多くが無症状ですが、症状がある場合はおりものの増加、尿道や膣の痛み、出血などが見られます。
重症化すると不妊症や骨盤内炎症性疾患(PID)のリスクが高まります。
潜伏期間 | 2〜6日 |
治療方法 | 抗生物質(例: セフトリアキソン) |
治療期間 | 単回投与または数日間 |
また、淋病は喉にも感染することがあり、これを咽頭淋病と呼びます。
咽頭クラミジア同様に感染しても多くの場合は無症状であり、稀に喉の痛みや咽頭の腫れが見られる程度。
自覚症状が少ないため、気づかずに他人への感染を広げるリスクがあります。
梅毒
梅毒は、昔は治療方法がなく不治の病とされていましたが、現代では治療方法が確立され治療できる病になりました。
初期段階では性器や口の周りに痛みのない潰瘍が現れます。
女性ではこの潰瘍が外陰部に見られることが多いですが、場所が場所だけに見落とされやすい傾向にあります。
潜伏期間 | 第一期:3週間程度 |
治療方法 | 抗生物質(例: ペニシリン) |
治療期間 | 病期と重症度により数週間から数ヶ月 |
梅毒は初期症状を放置すると発疹や全身の不調へと進行し、治療を行わなければ最終的には神経系や心血管系に重大な影響を及ぼします。
カンジダ性膣炎
カンジダ性膣炎は性行為で感染することもありますが、もともと人間の体内にある常在菌が原因で発症するため、自然に発症する可能性もある可能性もある病気です。
女性の症状としては膣のかゆみ、白くヨーグルト状のおりものなどがあります。
項目 | 情報 |
---|---|
潜伏期間 | 特定の潜伏期間はなく、条件によって急速に症状が現れることがある |
治療方法 | 抗真菌薬(例: フルコナゾール) |
治療期間 | 軽度の場合は1〜3日の治療で改善が見られるが、再発することもある |
通常では常在菌は無害ですが、体の抵抗力が弱まったり、微生物のバランスが崩れたりするとカンジダ菌が過剰に増殖し、炎症を引き起こすことがあるのです。
性器ヘルペス
性器ヘルペスに感染すると、性器や肛門周辺に痛みを伴う水疱や潰瘍が発生します。
女性は膣や外陰部に症状が現れ、排尿時の痛みや性交痛を伴います。
潜伏期間 | 初感染後2〜12日 |
治療方法 | 抗ウイルス薬(例: アシクロビル) |
治療期間 | 初感染時は10日程度、再発時は短縮可能 |
性器ヘルペスはいったん感染すると治療しても再発する性質があり、ストレスや免疫力の低下が再発の引き金となることで知られています。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)による性感染症です。
感染すると、性器や肛門周辺に小さくて固い突起物が現れます。
この突起物はカリフラワーのような形状をしており、時には痛みやかゆみを伴うことも。
潜伏期間 | 数週間から数ヶ月 |
治療方法 | 冷凍療法、レーザー治療、化学療法 |
治療期間 | 治療法によるが、数回の治療が必要 |
女性では外陰部や膣内、子宮頚部にも影響を及ぼすことがあります。
トリコモナス
トリコモナスは、トリコモナス・ヴァジナリスという原虫(肉眼では見えないアメーバの様な生物)による感染症。
感染すると、女性は膣内のかゆみ、燃焼感、おりものの増加や異臭を伴う泡状の黄緑色のおりものが見られることがあります。
潜伏期間 | 5日から28日 |
治療方法 | 抗原虫薬(例: メトロニダゾール) |
治療期間 | 通常7日間の治療 |
HIV/エイズ
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)はエイズ(後天性免疫不全症候群)を引き起こすウイルスです。
HIVとエイズは混同されがちですが、HIVはウイルスそのものの名称、エイズは、HIVも感染状態が最も悪化した状態を指します。
HIV感染初期には、発熱、発疹、喉の痛みなど風邪と似た症状が現れることがありますが、一般的な風邪と勘違いしてしまい見逃してしまう方も少なくありません。
女性の場合HIVが進行するにつれ、繰り返す膣のカンジダ症や進行性の子宮頚がんなどの症状が出現。
感染が進行しエイズに至ると、一般的な感染症や癌に対する抵抗力が低下し、生命を脅かす合併症につながることがあります。
潜伏期間 | 数週間から数年(エイズ発症まで数年を要する) |
治療方法 | 抗レトロウイルス療法(ART) |
治療期間 | 終生継続 |
性病の疑いが出たら風俗嬢がすべきこととは
風俗で働くうえでは性病感染リスクをゼロにすることはできません。
また、感染リスクのある性病は多岐にわたるため、「風俗で働く=怖い」と感じてしまった方もいるかもしれませんね。
しかし、風俗嬢として性病感染リスクをゼロにはできなくても、予防策を取ることによって最小限に抑えることは可能です。
- 性病の疑いがあるお客さんはプレイを断る
- 粘膜接触を最小限にする
- プレイに使うものはしっかり衛生管理する
- 定期的に性病検査を受ける
- 不調な時、粘膜部分に傷があるときは出勤しない
気を付けて生活していて性病になってしまう以上は仕方ないので、気が付いたときにすぐに適切な行動をとれるようにしましょう。
性器やおりものに少しでも異変を感じたら、出勤予定がある場合はお店に連絡を入れてお仕事を休ませてもらってください。
その後すぐに性病検査を受けしかるべき治療を受ければ、大半の性病は早い段階で完治させることが可能です!
性病の疑いが出たときにどう行動するのが間違いないか、さらに詳しくは以下の記事でまとめています♪
まとめ:風俗で働くなら性病のリスクはしっかりと理解しよう
風俗で働くにあたっては、性病の感染リスクを完全になくすことはできません。
今回紹介したように、性病の種類は多岐にわたります。
普段から自分の体調やおりものの状態に注意し、少しでも疑わしいと感じたらすぐに性病検査を受けるようにしましょう。
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