ライバーとは？チャットレディとの違い・働き方・収入のリアルをわかりやすく解説！

最近よく聞く「ライバー」という言葉。

TikTokやInstagramのライブ配信でギフトをもらってる人を見て、こうした稼ぎ方が気になったこと、ありませんか？

スマホひとつで踊ったり歌ったり、ただ雑談したり。

そんな配信でお金がもらえるって、ちょっと不思議な感じですよね。

今急増しているライバーという稼ぎ方に興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。

ライバーとはどんな仕事？

ライバーとは、スマホやパソコンを使ってライブ配信を行い、視聴者とのやり取りを通じて収入を得るお仕事です。

5年以上前から存在はしていたものの、今のように一般の人々が挑戦するようになったのはここ2年くらいの新しい流れ。

最近では10代〜20代の女の子が副業やスキマ時間にライバー活動をしているケースも増えていて、誰でも気軽に始められるのが大きな特徴です。

まずは、ライバーは実際どんなことをするのか、どんな環境で働くのかなど、基本的なことを整理しておきましょう。

ライバーとは？配信の仕組みと仕事内容

ライバーの主な仕事は、ライブ配信を通じてリスナーとコミュニケーションをとること。

配信内容は本当に自由で、たとえばこんな感じです。

何かスゴいことをやらないといけないというわけではなく、リスナーにとって癒されたり、楽しめたりするような配信であればOK。

一部のライバーはプロ並みにクオリティの高い配信をしてますが、多くの人は日常を切り取ったゆるっとした配信でリスナーとつながっています。

どこで配信するの？主なアプリやプラットフォーム

ライバーが配信する場所は、いわゆる「ライブ配信アプリ」です。

以下のようなアプリが主に使われています。

初心者に人気なのは17LIVEやPococha、ふわっちあたり。

配信者向けのサポート体制がしっかりしていて、アプリ内のイベントなども豊富です。

アプリによって報酬システムや雰囲気がまったく違うので、いきなり始めるよりは、まずはリスナーとして配信を見てみると自分に合ったスタイルが掴みやすいですよ。

ライバーになるには何が必要？

ライバーのお仕事は、基本的にはスマホとネット回線さえあればすぐに始められます。

専用のマイクやライトなどがあるとクオリティは上がりますが、最初は無くても問題ありません。

ただ、配信を続けていくうちに「もっと画質を良くしたい」「顔が明るく見えるようにしたい」と感じることが出てくるので、必要に応じて少しずつ揃えていくのがおすすめです。

現物系で必要なものは非常に少ないですが、リアルな話をするとメンタル面での強さは必要です(笑)

最初は誰も来ない日もありますし、コメントがつかないこともザラにあるので、こうした状況でもめげずに配信を続けられるかどうかという心の強さはライバーになるには必須ですね…。

ライバーとチャットレディとの違い

ライブ配信で稼ぐ、という仕事内容から、ライバーとチャットレディの違いがイマイチ分からないという方は意外と多いです。

確かにライバーもチャットレディも配信で稼ぐという点では似ていますが、実は中身や稼ぎ方、求められるスキルはけっこう違います。

ライバーとチャットレディの違い一覧

項目	ライバー	チャットレディ
配信場所	アプリ（17LIVE、Pocochaなど）	チャットサイト（DMM、ライブでゴーゴーなど）
配信スタイル	基本は不特定多数と雑談	1対1または複数の男性とチャット
収入の仕組み	投げ銭・ギフトによる歩合制	分給制＋チップやメール報酬など
稼働タイミング	自由（昼夜問わずOK）	夜がメイン（深夜帯が稼ぎやすい）
顔出し	基本的に必要	顔出しなしOKのサイトもある
サポート体制	事務所あり／個人でも活動可	専用事務所がありサポート充実
稼ぎやすさ	継続とファン獲得が重要	初心者でも安定して稼ぎやすい傾向あり

ライバーとチャットレディ、どちらも配信系のお仕事ですが、働き方や収益の仕組みにはけっこう違いがあります。

まずチャットレディは、ライブチャットサイトを通じて男性のお客さんと会話したり、リクエストに応じてパフォーマンスを行ったりするお仕事。

配信のスタイルは「ノンアダルト」と「アダルト」に分かれていて、ノンアダルトであれば会話中心でOK、アダルトだとエロ系のパフォーマンスが必須です。

収入はポイント制の歩合で、男性はチャットに参加するためにポイントを購入、その利用に応じて、チャットレディの報酬が発生する仕組みです。

報酬率は事務所によって違っていて、同じ時間働いても手取りに差が出ることもあります。

一方、ライバーはライブ配信アプリを使って活動する配信者のこと。

スマホひとつで男女関係なくどこでも配信が可能で、収入は基本的に視聴者からの「投げ銭」や「ギフト」によって発生します。

リスナーがアプリ内で購入したアイテムをライバーに贈ることで報酬になる仕組みですが、そこから運営側の手数料が差し引かれます。

受け取り額はだいたい20〜50％くらいと言われていますが、アプリやランクによって変動するので、事前に確認しておいた方が安心です。

また、人気が出てくると企業からの案件やコラボ配信などが入ってくることもあり、そういった収入源があるのもライバーならではの特徴です。

ライバーの収入ってどれくらい？

ライバーって稼げるの？とよく聞かれますが、これは配信スタイルや活動頻度、人気の度合いによって大きく差が出るのが正直なところです。

とはいえ、収入の仕組みをきちんと理解しておくと、自分なりの目標を立てやすくなります。

ここでは、ライバーの収入がどうやって発生するのか、合わせて収入例について紹介します。

投げ銭とギフトが収入の基本

ライバーの収入は、視聴者からの応援アイテム、いわゆるギフトや投げ銭がメインです。

例えばリスナーが「かわいい！」と思ってハートのアイテムを送ってくれたり、「歌がよかった！」とギフトを投げてくれたり…そういったアクションが、ライバーの収益になります。

ただし、そのままの金額が手元に入るわけではありません。

アプリによって運営側の手数料が差し引かれる仕組みで、実際の還元率は20％〜50％程度。

有名ライバーやランクが上がると還元率が高くなるケースもあるので、コツコツ活動することで報酬アップにつながることもあります。

ライバーの収入ってどれくらい？

ライバーの収入はピンキリという言葉がぴったりなくらい幅があります。

誰でもすぐに月収数十万…というわけではないですが、トップ層の中には年収で数千万円〜億単位を稼ぐ人もいるのが事実。

ここでは、収入の目安を3つのクラスに分けて紹介します。

トップクラスのライバー

指標	数値の目安
平均月収	80万円〜800万円以上
平均年収	1,000万円〜1億円以上

一部の超人気ライバーになると、月収1,000万円以上稼ぐ人も。

海外では月1億円プレイヤーもいると言われており、人気と影響力がついてくれば、一般の会社員では考えられないレベルの報酬が得られる世界です。

とはいえここまで行くのは一握り。
ルックスやトーク力だけでなく、配信時間・戦略・運のすべてが必要になるレベルです。

ミドルクラスのライバー

指標	数値の目安
平均月収	8万円〜80万円以上
平均年収	100万円〜1,000万円以上

副業としては十分すぎるレベルで稼いでいるのがこの層。

ただ、月によって上下することも多く、「専業で食べていけるか」となると少し不安定なところもあります。

イベントで上位に入る、定期的な配信でファンが定着するなど、ある程度の努力と継続が成果につながりやすいのがこのクラスです。

初心者ライバー

指標	数値の目安
平均月収	数千円〜数万円
平均年収	数万円〜数十万円

最初からたくさんの視聴者が来ることはほとんどありません。

とくに始めたばかりの頃は、誰も来ない中で1時間ひとりで喋り続ける…なんてこともよくあります。

ただ、月に数千円〜数万円くらいでも「お小遣い感覚」として割り切って配信を続けていけば、少しずつ収入が増えていくこともあります。

ライバーとして働くメリット・デメリット

スマホひとつで手軽に始められるライバーという仕事。

やってみると意外と大変なこともあれば、「こんなに自由に働けるんだ」と驚くこともあります。

最後に、ライバーの良いところ・大変なところをそれぞれまとめてみました。

ライバーのメリット

ライバーのいちばんの魅力は何といっても自由度の高さ。

働く場所も時間も完全に自分次第なので、学校や他の仕事と両立しやすいのがポイントです。

しかも、配信内容は基本的に自由。

「しゃべるのが好き」「歌が得意」「メイクや美容の話が好き」など、誰かの役に立ったり、共感してもらえたりするネタを持っていれば、それだけで人が集まってきます。

また、アプリ内でのイベントやランキングで目立てば、企業から声がかかったり、人気ライバーとして案件をもらえることも。

ライバーのデメリット

ライバーは誰でも始められる反面、いきなり稼げるわけではありません。

とくに最初のうちは視聴者が来ない時間も多く、孤独との戦いになることも。

また、収入はあくまで投げ銭頼み。

前日はたくさんギフトが飛んだのに翌日はゼロなんて日もザラです。

安定収入を望む人は少しストレスを感じやすいかもしれません…。

加えて、顔出しが基本のため、身バレや炎上といったリスクがゼロとは言えません。

特定の人に粘着されたり、SNSで悪口を書かれたりする可能性もあるので、身元やプライベートを守る工夫はしておく必要があります。

まとめ：ライバーは一長一短！大きく稼げる人は一握り

ライバーは、スマホひとつで気軽に始められて、自分の個性や趣味を活かしながら配信で収入を得られるお仕事。

時間や場所に縛られず働けるのは大きな魅力ですが、最初から簡単に稼げるわけではなく、コツコツ積み重ねが必要な面もあります。

チャットレディと比べると、ライバーのほうがより自由度は高い反面、収入の安定性やサポート体制はやや弱め。

逆にチャットレディは、きちんとした報酬制度や事務所のサポートがある分、安心して働きやすいという特徴があります。

どちらが合っているかは人それぞれで、大事なのはとにかく無理なく続けられることです。

少しでも気になっているなら、まずは試してみるのもおすすめです！