コンカフェとは？ガールズバー・メイドカフェとの違いもわかりやすく解説

いまや世間に完全に浸透したコンカフェという存在。

ただ、ワード自体はよく聞くものの、まだまだ実態についてよくわかっていない、なんとなくしかわからない…という方は少なくありません。

しかし！はっきり言ってコンカフェで働くことに少しでも興味があるなら、コンカフェがいったいどんな業種なのかは必ず正しく知っておくべきです。

コンカフェってどんなお店？

コンカフェという言葉を聞いたことがあっても、「どんなことをするのか」「普通のカフェとどう違うのか」がよく分からないという人も多いかもしれません。

まずは、コンカフェとは何なのか、その意味や世界観についてシンプルに説明していきます。

コンセプトカフェとはどういう意味？

コンカフェは「コンセプトカフェ」の略で、特定のテーマや世界観をもとにしたカフェのことを指します。

コンセプトにはさまざまな種類があり、キャストの衣装や話し方、店内の雰囲気などが統一されているのが特徴。

たとえば、「メイドの住むお屋敷」「地下アイドルのライブ空間」「病みかわ系女子の隠れ家」など、ちょっと非日常な世界に入り込めるような空間づくりが各お店で工夫されています。

お店で働く女の子たちは、そのコンセプトに合わせた衣装やキャラクターで接客を行い、お客さんに世界観に没頭した時間を過ごしてもらうのがお仕事です。

どんなコンセプトがあるの？

ひとくちにコンカフェといっても、お店によってテーマはかなり違います。

代表的なものをいくつか紹介してみますね。

最近は他のお店と被らないようなコンセプトのお店がどんどん出てきているので、コンカフェの種類もかなり細分化されています。

万人・大衆受けするよりもコアでニッチな層を狙っている感じですね。

new open 歌舞伎町コンカフェ
『 魔法少女PuiPui a la mode 🪄︎︎🎀 』

まほくるで遊びに行って来たよ♡#ぷいぷい pic.twitter.com/7xjrT2rhGw

— まほれ🐰🎀 (@mqh0re) May 16, 2025

こうしたコンセプトは、キャストとして働く側にとってもなりきる楽しさがあるため、演じることが好きな人やコスプレが好きな人にはぴったりです。

コンカフェの仕事内容

コンカフェで働く場合、「接客って具体的に何をするの？」と細かい部分も気になりますよね。

この章では、コンカフェでの主な仕事内容や、どんな接客が求められるのかを特に重要なポイントに絞ってわかりやすく解説していきます。

コンカフェ＝接客と会話がメインの仕事

コンカフェの基本的な仕事は、ドリンクやフードを提供しながらお客さんとの会話を楽しむことです。

普通のカフェと違うのは、コンセプトに沿った接客があるという点。

たとえば、メイド系なら「おかえりなさいませ」と出迎えたり、アイドル系なら「応援してね」とチェキを撮ったりと、テーマに合わせたやりとりが大切になります。

仕事内容としては以下のようなものがメイン。

接客のときは、キャストとしてのキャラをある程度意識する必要がありますが、慣れてくると自然と演じられるようになります。

「話すのが好き」「ちょっと目立ちたい」といった気持ちがある人には、楽しく働ける仕事です。

コンセプトに沿ったコスチュームやメイクをする

コンカフェで働くときは、お店ごとの世界観に合わせた服装やメイクをするのも重要な仕事の一つ。

たとえば、メイド系ならフリルのついたメイド服、病みかわ系なら黒を基調にしたゴシック調の服やカラーウィッグを使うなど。

お店から衣装が貸し出される場合もありますが、自分で用意することになることもあるので、面接のときに確認しておくと安心です。

メイクに関しても、テーマに合わせて派手めなアイシャドウやカラコンを使うことがありますが、メイクが得意でなくても、先輩キャストに聞きながら覚えていけばOK。

コスプレやメイクが好きな人にとっては、こうした部分はむしろ楽しみのひとつだと言ってもいいかもしれません。

SNSの投稿や告知

SNS社会とまで言われる現代において、コンカフェとSNSの関係性は非常に強いです。

最近のコンカフェでは、TwitterやInstagramを使ったSNS活動が仕事の一部になっているお店も増えています。

「今日出勤します」「○○イベント開催中です」といった内容を投稿して、お店や自分をアピールする形です。

おきゅいん	お給仕＋イン=仕事開始しているというおしらせ
おきゅおわ	お給仕＋おわり=仕事をあがるおしらせ

昨日のおきゅおわ‼️
遅くなってごめんなさい🥺🥺
先輩➕なかよちのひなたちゃんをリアバでお祝いできてとっても嬉しかった‼️
歌も上手で盛り上げるのも上手でシクレ文化祭本当に頼りになってます😭😭
みんなでお祝いできて楽しかったね💕︎
次21日18時からいます pic.twitter.com/r4lpmWSTrE

— あむ (@SH_amudesu) May 18, 2025

これは強制ではなく任意の店舗もありますが、投稿によって自分を知ってもらえる機会が増えるため、指名やチェキにつながることもあります！

コンカフェの時給ってどれくらい？

コンカフェの時給は、お店のスタイルによってかなり差があります。

ざっくり分けると、カフェタイプとバータイプで相場が変わりやすいです。

まず、カフェタイプのコンカフェはライトな接客が多く、時給も1200円〜2000円くらいが一般的。

その代わり、ナイトワークっぽさはほとんどなく、未経験でも始めやすいという安心感があります。

一方、バータイプのコンカフェになると、時給2500円〜4000円くらいが相場。

こちらはガールズバーに近い働き方になるため、多少ナイトワーク寄りの接客が必要になります。

同じ「コンカフェ」という名前でも、雰囲気や仕事内容が変われば、お給料にもかなり差が出るというのがリアルなところです。

コンカフェとガールズバー・メイドカフェとの違いとは？

コンカフェはガールズバーやメイドカフェと似ているように見えて、実はそれぞれに明確な違いがあります。

これから働こうと思っている人にとっては、どれが自分に合っているのかを見極めるためにも、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。

ここでは、ガールズバー・メイドカフェとコンカフェの違いをわかりやすく比較していきます。

コンカフェとガールズバーとの違い

ガールズバーは、カウンター越しにお酒を提供しながらお客さんと会話するのが基本。

一緒に飲んで盛り上げたり、軽い営業トークをしたりすることもあり、ジャンル的に言うとナイトワークになります。

コンカフェのように特になにかのコンセプトに特化はしていません。

制服などはありますが、キャラを演じたりまでのことはしないんです。

一方、コンカフェはあくまで「コンセプトを演じる接客」が特徴。

病みかわ系やアイドル系など、世界観を重視した接客で、お酒よりも非日常感やキャラづくりを楽しんでもらうことが目的です。

また、ガールズバーは私服で働くことも多いですが、コンカフェは衣装やメイクにこだわる店が多く、服装ひとつとっても違いがあります。

まとめると、ガールズバーはお酒＋トークが中心、コンカフェは世界観＋接客が中心というイメージです。

コンカフェなのかガールズバーなのかわからない場合は、お店に明確なコンセプトがあるかどうかで判断しましょう！

メイドカフェとの違い

よくコンカフェとメイドカフェが比較されることがありますが、メイドカフェはコンカフェの一種です。

具体的に違いを挙げるのであれば、メイドカフェは元祖コンカフェともいえる存在なだけあってマニュアルがしっかりしており、丁寧で品のある接客が求められます。

まとめると、メイドカフェはコンカフェの一種でメイドをコンセプトにしたお店、ということになります。

コンカフェの仕事はどんな人に向いている？

コンカフェの仕事は誰でもできるようでいて、実は向き不向きがはっきり分かれるお仕事です。

「ナイトワークはちょっと怖いけど、雰囲気は好き」「人と話すのは嫌いじゃない」そんな子にとっては、入り口としてちょうどいい場所だったりします。

最後になりますが、コンカフェのお仕事に実際に向いているタイプ・あまり向いていないタイプについて紹介していきます。

コンカフェで楽しく働ける人のタイプ

まず確実に言えるのが、コンカフェに向いているのは人と話すことに抵抗がない子です。

上手に盛り上げるとか、話題を転がす必要はありません。

むしろ、素朴でもいいから笑顔で会話を楽しめる子の方が、お客さんから好かれます。

あとはなりきった接客が得意なタイプは確実にコンカフェ向き。

ちなみに、実際にコンカフェで採用されやすいのはこういう子たちです。

「いきなり営業トークしなきゃ」とか「成績に追われるのは嫌だな」という子には、コンカフェはとっつきやすい仕事だと思います。

コンカフェにあまり向いていない人の特徴

残念ながらコンカフェに向いていないのは、人前で話すことが本当に苦手な子や、お客さんに合わせてリアクションを変えることができないというタイプです。

演じることが苦痛になってしまうと、コンセプト自体が負担になります。

また、見た目を褒められるのが苦手な子や、写真を撮られることに抵抗がある場合も厳しいですね…。

結局のところコンカフェはかなりお客さんとのコミュニケーションが重視される接客業。
コミュ力に全く自信がない場合は難しく、そうでないなら挑戦する意義はあります！

まとめ：コンカフェはコンセプト重視の接客をするお仕事！

コンカフェは、ただのカフェでもなければ、がっつり水商売でもありません。

コンセプトに沿った衣装やキャラクターで接客をするスタイルは、一見すると少し変わって見えるかもしれませんが、実際には「お客さんを楽しませる」という接客の基本がベースになっています。

ナイトワークかどうかについては、お店の営業時間帯やコンセプト、接客スタイルによって分かれるため、お店選びの際はしっかりと確認することが大切。

ナイトワーク寄りの接客ができるのか、そうでないかによって選ぶべきお店は決まってきます。

どんなお店でどんな風に働きたいのか、イメージはしているけれどお店探しが難しい…そんなあなたはぜひスタートナビを活用してくださいね！