最近、ソープランドの摘発が相次いでおり、「お店が摘発されたら、働いている女の子も捕まるの?」と不安を感じているキャストは多いのではないでしょうか。

最近本当にソープの摘発が多いから、風俗嬢が逮捕されたって話はまだ聞かないけど心配になっちゃう…。



まず結論から言うと、ソープが摘発されても、基本的にキャストが逮捕されることはありません!
逮捕されたらどうしよう、と不安になっている風俗嬢さんはまず安心してくださいね。
ソープに籍を置き、働いている…ただそれだけでお店の摘発にともなって逮捕されることはありませんよ。
今回は、最近突然ソープランドの摘発が増えている理由、キャストが捕まらない理由を中心に、摘発時の対応、そして今後の業界の見通しについても含めて詳しく解説していきます。
最近ソープランドの摘発が増えている2つの理由
ここ最近、突然ソープランドの摘発が増えていますよね。
2025年1月には、この事実がXでも話題となりました。
近年の摘発の背景には、単なる風営法違反や売春防止法の問題だけでなく、スカウトグループの摘発や大阪万博に向けた浄化作戦など、業界全体の動きが関係していると考えられます。
スカウトグループの摘発とソープの関係
最近の報道によると、警察は違法スカウトグループの取り締まりを強化中。
摘発されたスカウトの供述や押収されたデータから、女性を斡旋していたソープランドやデリヘルの情報が警察に流れるケースが増えています。
具体的には、スカウトが逮捕された際に携帯電話の履歴や口座情報をもとに警察が風俗店との関係を調べ、その情報をもとに風俗店を摘発する流れが多くなっています。
実際、2024年11月に大阪で摘発された違法スカウトグループの供述が、現在進行中の複数の風俗店の捜査につながっていると報じられています。(参考:産経新聞)
これにより、今後もスカウトを通じて人材確保を行っているソープランドなどは、摘発のリスクが高まる可能性があります。
大阪万博に向けた浄化作戦が進む可能性
ソープの摘発に関しては大規模スカウトグループの摘発だけでなく、2025年の大阪万博を控えた都市のクリーン化が進んでおり、その一環として風俗店の取り締まりが強化される可能性もあります。
国際的なイベントが開催される前には、都市の浄化作戦の一環として風俗街の取り締まりが強化されることがこれまで何度もありました。
2008年の北海道・洞爺湖サミットを控えた前年には、札幌市北24条のピンサロ街が防犯・美観の観点から摘発され、多くの店舗が姿を消しました。
また、2016年の伊勢志摩サミットでは、三重県の渡鹿野島に存在していた置屋が完全に消滅…開催の約3年前から当局の厳しい取り締まりが行われ、そこで働いていた女性たちは次第に島を離れていきました。
記憶に新しいところでは、2021年の東京オリンピック開催前に、警視庁が都内の風俗店に対する大規模な取り締まりを実施。
これにより、上野や巣鴨の人気ピンサロ店が次々と閉店を余儀なくされました。
このように、国際的なイベントや都市開発を機に、風俗街の浄化作戦が本格化するケースは少なくありません。
大阪万博に向けて、行政が風俗業界の整理を進める可能性が高いため、特に法的にグレーな営業をしているソープランドは、今後さらに摘発されるリスクが高まると考えられます。
ソープはどうして警察の摘発対象になりやすいの?
国内には様々な風俗の業態がある中で、なぜソープに集中して摘発がおこなわれているのか確認しておきましょう。
ソープランドは日本の法律上、「特殊浴場(特浴)」として位置づけられています。
特殊浴場とは、お風呂やサウナなどの入浴施設を提供する業種のことを指し、風営法の規制対象になります。
実はソープランドは、「お客様に個室の浴場を提供し、女性従業員(キャスト)が背中を流すなどの接客を行う」という形態を取っています。
そのため、名目上は「お風呂に入ってリラックスする施設」であり売春行為を斡旋しているわけではない、キャストとお客様の間で自由恋愛が行われその流れで性的な行為に至った…という建前で営業しているのです。



ソープのサービス内容は法律で許可されているというより、法律の隙間を突いたギリギリってことなんだ…!
今回の摘発は、売春防止法違反がメイン。
売春行為を行っていることを知りつつ場所を提供していた…という理由でお店の関係者が逮捕されています。
今までは暗黙の了解的に営業してきたソープが、なぜ今になり急に連続して摘発されているのか…。
それは、近年別で問題となっている「ホストクラブとスカウト、風俗の関係」が原因だとされています。
この内容については以下の記事で詳しくまとめています!


ソープが摘発されてもキャストは捕まらない理由
摘発のニュースを見て不安に感じるキャストも多いかもしれませんが、実際に摘発の対象になるのは経営者や店舗責任者であり、キャストが逮捕されることはほぼありません。
その理由についてもわかりやすく解説していきます!
処罰の対象になるのは「お店の経営者やスタッフ」
日本では、売春防止法により「売春を行うこと自体は処罰の対象ではない」とされています。
しかし、「売春を斡旋・管理すること(第三者の介在)」が違法とされており、ソープランドの経営者が「売春を組織的に管理していた」と認定されると、摘発される可能性が高くなるのです。
風営法違反や売春防止法違反で取り締まられるのは、お店の運営者や責任者。
働く女の子たちが取り締まられないのは、摘発の理由はお店がどのように営業していたかに関する違反であり、雇われているキャスト個人には法的責任が及ばないためです。



実際に、過去の摘発事例を見ても、逮捕されるのは経営者や店舗のスタッフであり、キャストが逮捕された例はほぼ報道されていません。
摘発時には、キャストが参考人として警察に事情を聞かれることはあります。
ただし警察は「お店の仕組み」や「どのように働いていたか」について確認するため、キャストに質問をすることがありますが、あくまで捜査のための情報収集であり、違法行為に関与していなければ処罰の対象にはなりません。
ソープで働くキャストが逮捕されるのはどんなケース?実際の事例を紹介!
ここまでの内容を読んでも、「本当に自分は逮捕されないのか」と不安が残る方もいるでしょう。
というわけで最後に、ソープで働くキャストが逮捕される可能性のある事例についても解説していきます。
① お店の経営や売春のあっせんに関わっていた場合
キャストとして働いているだけなら逮捕の心配はほぼありませんが、もしお店の経営に深く関わっていたり、他のキャストに売春を勧めたりしていた場合、売春防止法違反に問われることがあります。
例えば、お店側と一緒にお客さんを紹介したり、どういう接客をすべきか指示を出していたりすると、単なるキャストではなく「管理側」と見なされる可能性があるのです。
でも、普通に働いているだけならこのケースには当てはまりません。
安心してくださいね!
② 違法行為に関わっていた場合(薬物・暴力など)
これはソープに限らず、どんなお仕事をしていてもそうですが、もし薬物の所持・使用や暴力行為に関与してしまうと、当然ながら逮捕されることになります。
例えば…
- 薬物を持っていた・使用していた
→ 違法薬物の所持や使用が発覚すると、風俗とは関係なく逮捕されます。 - お客さんやスタッフに暴力を振るった
→ これは当然NG!トラブルを起こせば、最悪の場合、警察沙汰になります。
普通に働いていれば何の問題もないので、変なトラブルに巻き込まれないように気をつけてくださいね。
まとめ|ソープが摘発されてもキャストは逮捕されない!
ソープランドの摘発が増えている背景には、違法スカウトグループの摘発が波及していることや、大阪万博に向けた都市のクリーン化が関係しています。
しかし、摘発された際に逮捕されるのは基本的に経営者や店舗責任者であり、キャストが処罰されることはありません。
事情聴取を受けることはあっても、冷静に対応すれば特に問題はないので、過剰に不安を感じる必要はない、ということだけは忘れないでくださいね。